城郭のうち、櫓など規模(大きさ)を示す表現として「三重」とか「三層」など書籍等には書いてあり、参考書籍によって表現が異なることをなるべくなくすよう、ここでは以下のように定義しました
重=見た目の屋根の枚数
層=内部の床の数
階=層と層の間の空間の単位 但し、地上(石垣上)から数えるのが原則
※あくまで私が書く記事についての定義で、他の書籍・サイトの表現に当てはまるものではありません
櫓ではありませんが所謂「五重塔」を同じ定義で表現すると、5枚の屋根、床は地上部(基壇)のみなので「五重(一層)一階」という表現になる。実際はこの表現がしっくりくるように定義した
(この定義の場合「層」については一般的にはたいした意味がないので省略しても問題なさそう)
同じ定義で名古屋城(復元)天守を表現すると
大天守「五重 七階・地下一階」
小天守「二重 三階・地下一階」
(名古屋城天守閣案内板2018年4月撮影)
吉田城内の櫓で鉄(くろがね)櫓は「三重 三階・地下一階」となる
外観の大きさ(高さ)を伝えるのであれば「三重」とか「三重櫓」で十分伝わるかなと…
数字について、城郭に関する書籍の多くが縦書きのこともあってか漢数字が多く使われているため、櫓の規模を表す場合は漢数字とします
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